「全てがフツー。平凡。ありきたり。」
「こんな内容だったら、この事業はもうやめてしまった方が良いんじゃないか」
「こんなサービスを提供していて、スタッフはモチベーションを上げることはできるのか」
これらは、2013年10月からスタートした三篠会の「通所サービス検討委員会」での議論で実際に出てきた話です。
この「通所サービス検討委員会」は法人の高齢者デイサービスの事業を見直すプロジェクトとしてスタートしました。
すぐに出てきた話は「自分は三篠会の各所のデイサービスを利用したいか」という問いでした。
その答えはほとんどが「否」。なぜなら、面白くない。
年寄り扱いが過ぎて子ども扱いになっている。
家庭の都合で仕方がないから行くようなところに心から行きたいとは思わない。
などなど。
実にネガティブ。
恥ずかしながら、当時の三篠会のデイサービスに少なからずあてはまることばかりでした。
もちろん、今も全て払拭できているわけではありません。
そんな現実の中で出てきたのが、冒頭の意見でした。
では、どんなデイサービスなら利用したいのか?いや、働きたいのか?
おしゃれ。
通っていることがステータスになる。
一人でも楽しめる。
などなど。
特に、皆の意見が一致したのは、
「自分はまだまだ誰かの役に立てるというプライドを大事にしてくれる」ことでした。
介護保険創設当初の「家族負担軽減を第一に考えたデイ」を第一世代、
現在の「リハビリを中心とした活動系で自分のために通うデイ」を第二世代とするならば
まさに第三世代。
家族や自分のためのサービス利用であると同時に、
それが「誰かのため」「地域のため」であることを「実感」できること。
それこそが、For Something Next
これを起点として、法人のモデルとなるデイサービスを創造しようとしたプロジェクト「通所サービス検討委員会」は、
やがて、リアライヴ高陽のデイサービスを作り出すことになりました。
キーワードは、「コンセプトと世界観」「貢献」「ビートルズ世代」「地域多世代」「実感」「自尊心」「エリア3」「切り替え」・・・・・
まだまだ、あたためているアイデアが数多く隠されているリアライヴ高陽。
皆さんは、幾重にも張り巡らされたサービスの伏線にどれだけお気付きになりますか?
リアライヴ高陽の実際をご覧いただき、将来にむけた物語をぜひ読み解いてみてください。
エントランス・交流フロア
セミナーフロア
アクティビティフロア
- 通所サービス検討委員会メンバー
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- <本部>酒井亮介(さかい りょうすけ)
- <リアライヴ高陽>秋國朋広(あきくに ともひろ)
- <白木の郷>出口勝美(いでぐち かつみ)
折本宏美(おりもと ひろみ)
- <ふれあいライフ原>田中敏治(たなか としはる)
赤嶺洋(あかみね ひろし)
- <関東事務局>近藤啓太(こんどう けいた)
- <白木の郷>平田 和也(ひらた かずなり)
- <三篠園>栗栖 正樹(くりす まさき)
- <あすらや荘>原 真市(はら しんいち)
- <東村山さくら>住吉 貴久(すみよし たかひさ)
- <あい設計株式会社>三分一和幸(さんぶいち かずゆき)
※所属は、プロジェクト当時のものとする